手順の概要
1. 回復パーティションの削除
2. Cドライブの拡張
3. 新しい回復パーティションの作成
4. WindowsインストールメディアからWinREのコピー
5. 回復パーティションの設定
6. パーティションのGUIDと属性の設定

手順の詳細

ステップ 1: 回復パーティションの削除

1. コマンドプロンプトを管理者として実行
- 「スタート」メニューを右クリックし、「コマンドプロンプト（管理者）」を選択します。

2. diskpartを起動

```

diskpart
```

3. ディスクの選択
- ディスクの一覧を表示し、回復パーティションが存在するディスクを選択します（例としてディスク0を選択）：
```
list disk
select disk 0
```

4. 回復パーティションの選択と削除
- パーティションの一覧を表示し、回復パーティションを選択して削除します：
```
list partition
select partition [回復パーティションの番号]
delete partition override
```

5. diskpartを終了
```
exit
```

ステップ 2: Cドライブの拡張

1. ディスク管理ツールを開く
- 「スタート」メニューを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。

2. Cドライブの拡張
- Cドライブを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択します。
- ウィザードの指示に従って、未割り当て領域をCドライブに追加します。

ステップ 3: 新しい回復パーティションの作成

1. diskpartを再度起動
```
diskpart
```

2. ディスクの選択と新しい回復パーティションの作成
- 以下のコマンドを順に実行します：
```
list disk
select disk 0
create partition primary size=1024
format quick fs=ntfs label="Recovery"
assign letter=R
exit
```

ステップ 4: WindowsインストールメディアからWinREのコピー

1. インストールメディアのドライブレターを確認
- エクスプローラーでインストールメディアのドライブレター（例：E:）を確認します。

2. コピー先ディレクトリの作成
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します：
```
mkdir R:\Recovery\WindowsRE
```

3. WinRE.wimのコピー
- インストールメディアから `boot.wim` ファイルを `WinRE.wim` として新しい回復パーティションにコピーします：
```
copy E:\sources\boot.wim R:\Recovery\WindowsRE\WinRE.wim
```

- ここで、`E:` はインストールメディアのドライブレター、`R:` は新しい回復パーティションのドライブレターです。

ステップ 5: 回復パーティションの設定

1. 回復パーティションをシステムに設定
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します：
```
reagentc /setreimage /path R:\Recovery\WindowsRE\WinRE.wim
reagentc /enable
```

ステップ 6: パーティションのGUIDと属性の設定

1. diskpartを再度起動
```
diskpart
```

2. ディスクの選択とパーティションの設定
- 以下のコマンドを順に実行します：
```
list disk
select disk 0
list partition
select partition [新しい回復パーティションの番号]
set id=DE94BBA4-06D1-4D40-A16A-BFD50179D6AC
gpt attributes=0x8000000000000001
exit
```

まとめ

1. 回復パーティションの削除
2. Cドライブの拡張
3. 新しい回復パーティションの作成
4. WindowsインストールメディアからWinREのコピー
5. 回復パーティションの設定
6. パーティションのGUIDと属性の設定

これらの手順に従うことで、新しい回復パーティションを作成し、適切なGUIDと属性を設定して、Windows回復環境（WinRE）をコピーおよび設定することができます。これにより、回復パーティションが正常に機能するようになります。